コラム

なんちゃって日本企業/製品の認知度がさらに高まっている②

なんちゃって日本企業/製品の認知度がさらに高まっている②

日本食がローカライズされていくことは決して悪いことではありませんが、後発で本物が進出していくと、何が本物かわからなくなってしまうということもあります。タイでは牛野家という牛丼屋があります。ローカルの人に聞くと、吉野家より美味しいよという声が帰ってきたりします。

このような事例を見ると、日本企業が海外進出しようと準備を始めたら、すでに類似コンセプトのローカル企業に先回りされてしまっているということが多数あるということです。最近、タイのBTSという新交通システムの駅ナカでは、120THB(約360円)のJust Cutという床屋をよく見かけます。システムは日本の1,000円カットと一緒です。以前にQBハウスがタイに進出していましたが、これから同様のシステムで参入すると、場合によっては日本企業がローカルの真似をしたと言われかねませんし、価格の主導権はローカルになってしまいます。100均もダイソーが60THB(約180円)均一で営業していますが、最近はローカルの20THB均一ショップが出てきました。

ミャンマーやカンボジアではONE PIECEや“こち亀”といった日本のアニメーションは全て、中国のテレビ局から放映され、中国語の吹き替えが入っています。これでは中国のアニメーションと信じる人も多いと思います。中国の番組はチャンネル名と番組の中国名が必ず画面に表示されています。これも大変うまいアプローチと思います。これに対し、NHK Premiumは画面も放送も全て英語ですから、日本の局とわかりません(Japanという文字はありますが、中国局よりは明らかに小さい)。

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